Q&A 2:人事制度策定

 はい、必要です。
 
 ただ、初めからきちんとしたものに抵抗がおありであれば、評価制度の着眼点的なものでなく、「行動基準書」的なものの作成をお勧めします。

 これは、評価を給与と連動させるというよりも、例えば儲かる会社にするには、社員全員がどういう行動をとればいいかをメンバーで話し合って、それを冊子のようなものにまとめて、日々の行動指針として仕事に活用してもらいます。

 その結果、社員の行動に変化が現れてきたなら、次のステップの検討です。

 規模や頻度により違いますが、基本的は前半の2~6ヶ月で制度を策定し、後半の6ヶ月~1年に運用にポイントをおいたスケジュールです。

 1ヶ月に2回程度の訪問で約1年間の想定をしていますが、人事制度の策定は、制度を作って終わりではなく、その制度をきちんと運用し、結果的に会社の業績アップにつながらないといけません。

 期首の目標設定から、期中の途中での振り返り、期末の最終評価決定と給与への反映、評価結果のフィードバックまで、人事制度の運用が社内で"日常業務化"ができれば、「仕事のできる社員」の絶対数を伸ばすことができます。

 これこそが、業績向上に直結する方法です。

 組織診断とは、社員にアンケート形式の様々な質問に答えてもらうことにより、その会社の風土や文化、体質といったものを分析することです。

 その結果をもとに、今後取り組むべきテーマの優先順次を検討し、何らかの対策を起こすヒントにします。

 社員の素直な気持ち・感覚で答えてもらう必要がありますので、回答内容がもれないように回収は慎重に行います。

 社員の個人的な回答内容につきましては、会社の方のご希望があっても、お見せできないことになっています。

  ブログ : 人事ドック(組織診断)とは? 

1

中堅・中小企業労務管理無料相談(初回無料)

お気軽にご相談下さい。相談場所は当事務所になります。

こんな時ご相談下さい

コンサル Blog
社会保険労務士 上田 正裕

中堅・中小企業の健全な発展のために

ブログ記事はこちらをお読み下さい。